UPSが故障した時の対応

朝、出社するとサーバの電源がOFFになっていました。UPSが故障して、電力が供給されなくなった事が原因でした。サーバの電源を入れて無事復旧できましたが、サーバが壊れていないかヒヤヒヤしました。

 

当時の、新しいUPSの選定~導入までの流れをメモしておきます。

 

■ まずはUPSの選定

今回のような事態が起こらないように、UPSから電力が供給されなくなったら、適切にサーバのシャットダウンが行われるよう「自動シャットダウン機能」が搭載されていること。かつ、導入が簡単な機器を選ぶことにしました。

 

オムロン社のUPSにすることにしました。理由は、

  • 接続対象であるTeraStationとXenServerに対応している。
  • 導入が簡単そうだった。(TeraStationは、付属のケーブルを接続して、TeraStationの管理画面で設定するだけ。XenServerは、付属のシャットダウンソフト「Simple Shutdown Software」をインストールするだけで導入できそうだった。)

 

■ 電源容量の計算

以下のサイトを参考に電源容量を計算しました。

UPS選定方法|製品選定|OMRON 無停電電源装置(UPS)

 

UPSの設置

TeraStationは、付属のUSBケーブルでUPSと接続し、管理画面の「UPS連携設定」で商用電力断から何秒たったらシャットダウンを行うか設定するだけで完了しました。

 

XenServerは、付属のCDを読み込ませてマウントして

mount /dev/cdrom /mnt/cdrom

 以下のサイト様を参考に自動シャットダウンスクリプトを設置しました。

sfujiwara.hatenablog.com

※シャットダウン前に外部コマンドでXenServer上のVMを停止させなきゃいけないのかな・・・?と思いましたが、後の動作確認で検証してみると、ちゃんとXenServer上の各VMを停止してからホストOSのシャットダウンが行われました。

 

VM自動起動の設定

ついでに、XenServer起動時に主要なVMを自動で起動させる設定を行いました。

qiita.com

 

■ 動作確認

  • UPSを事前にフル充電しておく
  • UPS電源ケーブルを抜いて電力が断たれた時の動作を検証

※ 動作確認時の注意事項

  • UPSを必ず起動してから、各機器を起動すること
  •  XenServerについては、自動シャットダウン後、Simple Shutdown Softwareは停止しているため、/usr/lib/ssd/master/AgentManagerを実行しソフトを起動すること。